さらばよ、さらば

日常の事、日々のニュースで気になったことなどをつづるブログです。

ネットでの止まらぬ中傷

 

福岡県で2年前に窃盗未遂事件で容疑者として逮捕された男性の声。
「インターネット上で逮捕記事が拡散し、誹謗(ひぼう)中傷を受けている」

男性は不起訴となり、罪に問われず職場の処分もなかった。

そもそも事件との関与もなかったのに謂れのない中傷に悩まされています。

 

その場所に車を止め、当時流行っていたポケモンGOをプレイしていただけで事件とは全く無関係だと訴えており、「忘れられる権利」を主張しています。

 

事件は2016年8月。
民家にて何者かが倉庫に侵入して水着を盗もうとし、家族が倉庫から出てくる不審者を発見し声を掛けたが逃げられてしまったという。事件が発生してから16日が経ち、建造物侵入、窃盗未遂の容疑で逮捕したのがこの方だった。

 

その後警察の取調べにも「近くにいたのは間違いない。ただ、車を止め、スマートフォンのゲーム『ポケモンGO』をして、ポケモンを探していただけ。車外に出ておらず、民家のことは知らない」と話し、否認を貫いていた。

 

逮捕、保釈から約1か月が経ち、検察庁は起訴するに足る証拠がないとし、不起訴処分に。勤務先である学校は配置転換をしたものの県教育委員会の処分はありませんでした。

 

しかし・・・
新聞やテレビ、あらゆるメディアで事件を報道。ネットの掲示板である2チャンネルやTwitterにも転載され不起訴となってから、各社に連絡し記事の削除を求めてきましたが、管理者不明のまとめサイトにも広がってしまい全てを消すことは難しい状態だと言います。

 

この状態に、「記事を見た人に、水着を盗もうとした教員としてみられる。私は犯人じゃないのに、信頼を失ったままだ」と話しています。


それほどにネットの中傷、完全に削除するのは難しいのです。

今後どのような対策がなされるのでしょうか。問題は山積みです。