郵便受けに投函された怪しいUSBメモリの正体は?
フランスでこんな出来事があったそうです。自宅の郵便受けに投函されていた怪しい白い封筒を開封するとそこには謎のUSBメモリ。USBメモリには手紙などは一切添えられておらず、ただUSBメモリだけがポンと入っていました。
家電量販店等で売られているような、新品でパッケージされた状態ではなく誰かが開封済みでパッケージの無いUSBメモリだったため、不審に思った受取人はUSBメモリをパソコンには挿さずに処分したそうです。
これはとても賢明な判断だといえます。なぜなら、同様の手口で自宅の郵便受けに届けられたUSBメモリをパソコンに接続してしまったがゆえにマルウェアに感染してしまった事例が世界中で相次いでいるからです。
こうしたUSBメモリは、インターネット上のサービスのクーポンを装っているものが多いですが、うっかりパソコンに繋いでしまうと実は中身はマルウェアなのです。パソコン内のデータを人質に取り、ビットコインなどの仮想通貨で身代金を要求してきます。
日本ではこの手口を使ったマルウェア感染はまだ報告されていませんが、日本上陸も時間の問題だと思われます。もし心当たりのないUSBメモリがあなたのお宅に届いても、絶対にパソコンに接続したりせずにお住いの都道府県のサイバー犯罪相談窓口に相談しましょう。