アパレル業界のzozo離れ
アパレル業界のzozo離れが始まったそうです。zozotownでは約7000ものブランドが出店する国内最大のファッション通販サイトです。
みなさん一度は利用したことがあるのではないでしょうか。
身長体重などの体形と、好きなテイストを入力すれば予算に合ったコーディネートを送ってくれたりするサービスもあり、zozoスーツなどでも話題となりましたね。
最近では23区や自由区などで有名な老舗アパレルメーカーのオンワードホールディングスが全ブランドのzootownでの商品販売を取りやめにしたのだそう。
オンワードホールディングスでは、ネット販売の売り上げのうち自社サイトでの販売比率は7割、zozotownへの依存は低かったので撤退による影響はあまりないといえます。
ここ数年ではブランドイメージなどの問題から脱zozotownを目指すブランドが増えていると言います。
2004年の開設以来、2,30代をターゲットに顧客獲得してきました。サイズ表記も親切で、品ぞろえ、毎日のクーポンの配布などを武器に"服を購入するには試着が必須"という常識を覆し、飛躍してきました。
しかし実は5年前よりzozotownの売り上げは3割も低下してきていると言います。
当初は中高価格帯のブランド中心でユナイテッドアローズやビームスなどが取り揃えられていました。利用者的にもzozotownだったらお洒落な服が買えるというイメージがありましたが、現在は頻繁なセールやクーポン配布でブランド自体が常に安く売られているというイメージがつくことを恐れるブランドが増えました。
出店手数料は30%もzozotownに取られるので、今後ますます難しい局面を迎えることになりそうです。