さらばよ、さらば

日常の事、日々のニュースで気になったことなどをつづるブログです。

暴走運転を感知して自動で停まるAI搭載センサー

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暴走運転で犠牲者が出る悲しい事故が増えていますよね。特に持病があるにもかかわらず、車を運転して無意識のうちに車を暴走させてしまい、命を奪ってしまう事故などは本当にいたたまれません。遺族の気持ちになると、誰に怒りの矛先をむければよいのか、そのやり場に困りやりきれない思いでしょう。

 

オムロンは、ドライバーの運転状態が危険ではないか判定できるAIを搭載した画像センサーを開発したとのことです。車内カメラで撮影した映像を元に危険度を3段階で判別し、もしドライバーに異常が起きたら、運転を手動から自動に切り替えられるのです。3~4年先にはそんな素晴らしい機能が搭載された自動運転車が登場する予定です。

 

もちろん、素晴らしい技術だと思うのですが、その反面いろいろと問題点もあるのかなとは思います。この技術のおかげで事故を防ぐことができればよいですが、逆に事故を招いてしまう可能性はないのだろうか、という話です。AIは撮影した運転者の表情で危険度を判断するということですから、その点が一番難しい部分かなと思いますね。どこまでの精度があるのだろう、と。例えば、渋滞中でイライラして険しい表情になっているのを危険と判断されて、勝手に自動運転にきりかえられ、路肩にとめられたら大迷惑ですし、逆に危ないですよね。もちろん、そういったことも含めて、今後さらにつめていく部分がたくさんあるのでしょうけどね。

 

ただ、いずれにしても、機能に頼るだけでなく、運転する側の意識をもっと高めることの方が大切な気はしますね。暴走する危険性のある人が、そもそも車を運転できてしまうこと自体が問題なのですから。