献立を10秒で決められるアプリが公開される
献立を決めるプロセスで悩んでいる人も多いと思いますが、そんな方の救世主となるでしょうか。
東京都のベンチャー企業が献立を10秒で決められると銘打ったアプリを発表しました。
名前は「タベリー」。
献立を決めるなどの「決定する」行動はどうしても脳に負担をかけます。
「決定する」回数をなるべく少なくするためにAppleのスティーブジョブズが毎日着るものをユニフォーム化して決断回数を減らしていたのは有名な話ですね。
さてこの献立決定サービス「タベリー」、どんなものかと思い筆者もダウンロードして触ってみました。
まず主菜、次に副菜、最後に汁ものを選ぶような流れになっています。
主菜にはカレーライスや焼きそばなど主食を含むものも表示されるようです。
副菜は選んだ主菜との相性はあまり関係なくランダムで表示されるよう。
やはりここは主菜と副菜の相性まで考えて提示してほしいところ。
和食と洋食でちぐはぐになってしまうのはいただけません。
最適な献立パターンはまだまだこれから出せるようになる、という途上な感じがしますが、何はともあれ自分の思考回路だったら普段は作らないような突飛なアイデアが得られるのでこのようなランダムレシピアプリは面白いですね。
キングジムが女性向けテプラの新製品を発売
皆さんは、テプラというとどんなイメージがありますか?
私は、会社で事務用品の整理やファイルの分類ラベルなどに使うイメージしかありませんでした。
ところが、今回キングジムから発売される新しいテプラは女性向けモデルとのこと。
テプラに女性向け製品ラインがあったこと自体知りませんでしたが、4年ぶりの女性向け新作だそうです。
このテプラ「PRO SR-GL2」はコスメポーチのようなかわいらしい専用カバー付き。また、ママ向けの機能でしょうか、お名前タグの印刷機能も付いています。昔のテプラからは想像もつかないような解像度での印刷が出来るようですし、リボンカセットもパステルカラーや模様入りなど女性向けの物が色々と出ているようです。
また、現代ならではの機能としてはiPhone内のデータと連携できる二次元コードもテプラで印刷できるそう。フォントも普通のゴシックや明朝といった代表的なものだけではなく、手書き風やアンティーク調など様々な「かわいい」フォントが搭載されています。
メーンターゲットは30~40代女性だそうで、やはりそれより下の世代だと「テプラ」と言われてもピンと来ないものなのかもしれませんね。
フォントを自動認識してくれるアプリ
スマホのカメラで撮影した文字のフォントを自動的に解析してくれる機能が、Adobeの公式アプリである「Adobe Capture CC」に搭載されたことが、アドビの公式イベントで発表されました。
今まで、Google翻訳アプリなどでカメラで認識した文章を自動で翻訳してくれるものなどはありましたね。
Adobeは翻訳はしてくれませんがフォントを教えてくれるとのことです。
これがあれば、街中でちょっとカッコいいフォントを見かけた時にAdobe Capture CCでフォント名を確認。スクショを保存しておいて、後で家でゆっくりそのフォントを探してデザインに役立てる、なんて使い方も出来そうですね。
今までは街中で見かけたフォントをどうしても何なのか知りたかったら、その写真を撮っておいて、フォントに異様に詳しい知人などに訊くか、Twitter等で拡散してもらうしかフォント名を知る手段がなかったのですが、こんな部分までAIで自動化されるのか、という驚きもあります。
とても便利な機能ですが、Adobe IDを持っているユーザーならだれでも無料で利用できるとのこと。太っ腹ですね。
まだ日本語対応はしていないとのことですが、早く日本語フォントも検索できるようになると更に利便性が増しますね。
AI搭載のフクロウ型ロボットが運転のお供に
東京モーターショーで今年も様々なドライビング関連の新商品が発表されましたが、そんな中でも筆者が気になったのはAI搭載のおしゃべりロボット「ズック」というものでした。
これはIoTベンチャー企業の「ハタプロ」という会社が公開したもので、身長10㎝程度の小型ロボット。
車のダッシュボードの上に置いて利用されることなどを想定して作られています。
形はフクロウを模したもので、「知的で喋っても違和感がない」との理由からフクロウの形になったそうです。
おしゃべりロボットと名付けられていますが、カメラも内蔵しており、人の顔から感情などを認識することも出来るそうです。
例えば運転中に運転者が眠そうな表情をしていたら、危険を伝えて休憩を促す、などの役にも立ちそうですね。
東京モーターショーの前には、8月に新宿伊勢丹にも現れたというこのズック。
伊勢丹では、カメラで来店者の性別・年齢を分析しておススメ商品を提案していたそうです。
バッテリーがどの程度持つのか、車内で充電可能なのか、などいろいろと気になる点はありますが、声やカラーなどをカスタマイズできるというこの小型AIロボット。
近いうちに家庭内や街中などでフクロウ型のロボットを見かける日も近いかもしれませんね。
次世代のコインランドリーとは?
皆さんはコインランドリーというとどういったイメージを抱きますか?
筆者は日常生活ではコインランドリーは使用しないので、旅行に行った時などにホテルのコインランドリーコーナーで使うもの、というイメージが強いです。
また、ホテル内の設備としてコインランドリーが無い場合などは、ホテルのフロントで最寄りのコインランドリーの場所を聞いて、わざわざそこまで歩いて行ったりもします。
さて、そんなコインランドリーライトユーザーの筆者ですので、最新のコインランドリー事情というのを全然知りませんでした。
従来のコインランドリーは狭い、汚い、湿気が多い、洗濯物を盗まれる、などのイメージがありましたが、なんと最近はカフェ併設であったり、スマホに選択完了通知が届いたりなどの新しいサービスが導入されて、マイナスイメージが払しょくされつつあるのだそうです。
そして、ランドリー機器の市場において台数のシェアが1位なのは「アクア」という会社。
寡聞にして初めて知りました。
このアクアという会社が、コインランドリーの進化を考えているというのです。
まずは、ランドリー機器とマルチ端末がセットになったIoTランドリーシステムの発売。
これにより、ユーザー側はポイントを貯めたりクーポンを貰ったりできるようになり、コインランドリーの経営者側はセンター側からの設定で割引を設定できるようになるそう。
たとえば「雨が降ってきたから客足が鈍る。洗濯料金を割り引こう。」などという柔軟な対応が出来るようになるとのこと。
また、選択終了時にコインランドリーから離れていた場合、洗濯機をロックする時間を延長して、洗濯物の盗難を防止する機能なども実装されるのだそうです。
ITがまだ介入していなかったコインランドリー界隈にも、ついにITによる革新の波が訪れようとしているのですね。
近所にこの機器を導入したコインランドリーが出来たら行ってみたいと思います。
ユーザーの好みを覚えるAI鍋、シャープが発売へ
シャープからAI搭載の鍋が発売されます。
えっ、AIを火にかけちゃうなんて危険じゃない?と思ったアナタ、ご心配なく。
鍋は鍋でも電気鍋。言うなれば、電気炊飯器のようなものです。
このAI搭載の電気無水鍋は、水も火も使わずに食材に含まれる水分のみで調理をする調理器具です。
以前からAI非搭載のものは販売されていましたが、今回新しくAI搭載版を発売するということです。
この鍋はシャープのクラウドサービスと連携し、ユーザーの出身地や今までに作ったメニューなどから、好みのメニューや季節に合ったメニューなどを提案してくれるそうです。
シャープはすでに献立を相談できるAI搭載のオーブンも売っていますが、毎日の献立に頭を悩ませる主婦にはいい「相談相手」が出来るのではないでしょうか。
またこの無水鍋には音声機能もついており、作りたいメニューに必要な食材や調理手順を音声でも案内してくれるそうです。
以前シャープが発売した、喋る空気清浄機や喋るエアコンはいまいち音声の必要性がわかりませんでしたが、調理中であれば手が水で濡れていてスマホなどの操作が出来ないときがありますので、音声で案内してくれるのは有り難いかもしれません。
本当に目の付け所がシャープですね。
J-WAVEにAIのアシスタントがレギュラー出演
ラジオ業界にAIのアナウンサーが誕生などのニュースが今年ありましたが、東京のラジオ局J-WAVEでもAIのアシスタントが誕生したようです。
J-WAVEのほうは、ニュースを読み上げるアナウンサー的なAIではなく、もう少しエンタメ寄りのAIのようです。具体的には、番組にゲストで来たミュージシャンの代表曲を元にそのミュージシャンの性格を分析したり、番組内で流す曲の選曲をおこなったりするそう。もちろん、音声で番組のジングルを読み上げたりもするそうですよ。
番組では最初から完璧なAIを用意するわけではなく、選曲などは人間からダメ出しをしてAIに学習させて成長させていくとのこと。AIの機械学習の過程をそのままラジオを通してみることができるわけですね。
このラジオとAIという相性の良さそうな組み合わせは無限の可能性を秘めています。J-WAVEでも今後さらにAIの精度が高まればAIが単独で番組を放送することも視野に入れているようですし、J-WAVEの規模まで行かないようなコミュニティFMでは放送の自由度がさらに高いでしょうから様々な取り組みが見られるようになっていくと思います。
普段はあまりラジオを聴く機会などないかもしれませんが、今も昔もドライブのお供と言えばやはりラジオ。AIとラジオの新時代に期待しましょう。