さらばよ、さらば

日常の事、日々のニュースで気になったことなどをつづるブログです。

J-WAVEにAIのアシスタントがレギュラー出演

ラジオ業界にAIのアナウンサーが誕生などのニュースが今年ありましたが、東京のラジオ局J-WAVEでもAIのアシスタントが誕生したようです。

 

J-WAVEのほうは、ニュースを読み上げるアナウンサー的なAIではなく、もう少しエンタメ寄りのAIのようです。具体的には、番組にゲストで来たミュージシャンの代表曲を元にそのミュージシャンの性格を分析したり、番組内で流す曲の選曲をおこなったりするそう。もちろん、音声で番組のジングルを読み上げたりもするそうですよ。

 

番組では最初から完璧なAIを用意するわけではなく、選曲などは人間からダメ出しをしてAIに学習させて成長させていくとのこと。AIの機械学習の過程をそのままラジオを通してみることができるわけですね。

 

このラジオとAIという相性の良さそうな組み合わせは無限の可能性を秘めています。J-WAVEでも今後さらにAIの精度が高まればAIが単独で番組を放送することも視野に入れているようですし、J-WAVEの規模まで行かないようなコミュニティFMでは放送の自由度がさらに高いでしょうから様々な取り組みが見られるようになっていくと思います。

 

普段はあまりラジオを聴く機会などないかもしれませんが、今も昔もドライブのお供と言えばやはりラジオ。AIとラジオの新時代に期待しましょう。

 

パスワードの常識が変わる?90日ごとの変更に意味はない!?

皆さんはパソコンやWebサービスのパスワードにどんな文字列を設定していますか?

「8文字以上」「英大文字・小文字・記号・数字を混合」「90日ごとにパスワード変更」など、企業やWebサービスごとに様々なパスワードポリシーがありますね。

 

このパスワードポリシーの元になっているのは、米国立標準技術研究所という組織が2003年に発行した「NISTスペシャルパブリケーション800-63 別表A」という冊子です。

発行が2003年ということで、そういえば2003年ぐらいからだったでしょうか、パスワードポリシー策定などが日本の企業で進み始めたのも。

 

この別表Aには今やセキュリティの世界では常識となっている「大文字小文字の混在」「定期的なパスワード変更」などのアドバイスが載っています。

 

このアドバイスを執筆した同研究所のビル・バー氏は現在ではこの基準を作成したことを後悔しているそうです。大文字小文字数字を混在させるよりは、様々な単語を組み合わせた長いパスワードのほうが有効だし、90日ごとにパスワードを変更することにも大きな意味がなく、パスワードを変える必要があるのは盗まれた可能性がある時だけで良いと現在はNISTはスタンスを改めています。

 

これらの事実が日本企業に浸透してパスワードポリシーが変わることはあるのでしょうか。もうしばらく見守ってみる必要がありそうですね。

AIアナウンサーがラジオでニュースを自動読み上げ

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和歌山市で放送されているコミュニティーFM、「Banana FM」で、AIアナウンサーによるニュースや天気予報の自動読み上げが行われているそうです。

 

これは、AmazonWebServicesが提供しているAI機能「Amazon Polly」という合成音声の技術を使用したもので、Amazon Pollyはディープラーニングを使用して人間風の音声を合成できるのだそう。

 

新聞社などから送られてきたニュース原稿を、エフエム和歌山が独自開発したプログラムに読み込むことで、自動音声での読み上げがしやすいようにルビを振ったり、句読点の位置などを自動的に修正します。その後、このAI用原稿はエフエム和歌山のサーバ内に蓄積され、放送される直前にAmazon Pollyにより音声へと変換され、Banana FMで放送されます。

 

自動音声での放送ということで、リスナーの反応が気になりますが、意外とリスナーは人間のアナウンサーが原稿を読み上げているんだと思い込む人が多かったそうで、興味深いです。そこまで人間の自然なしゃべり方にAIが近付くことができるのですね。

 

このAIアナウンサー導入の理由としては、やはり深夜帯にアナウンサーを確保する予算が厳しい、という点があったそうです。確かに、コミュニティFMは深夜帯はずっと音楽だけを流し続けているようなイメージがありますよね。

 

そのような深夜帯に、もし災害が起こった際、AIアナウンサーに放送を任せられるのであれば公益性という意味でも非常に意義がある取り組みですね。

 

Google検索、Googleマップに緊急情報が表示!

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災害時に便利な機能がGoogleに追加されました。

Google検索画面とGoogleマップにおいて「SOSアラート」という新機能が実装されました。

 

これは発生した災害に関連する情報をGoogleが収集し、信頼できる情報のみを表示してくれるという機能です。検索元の端末が存在する場所によって、表示する情報は変わるとのこと。

 

表示される情報の中身としては、緊急用の電話番号や関連するWebサイト、地図、翻訳、寄付先の情報などが含まれるそうです。

 

このSOSアラートを表示させる方法は、普通にその災害に関連したワードで検索を実施すれば自動的に赤い帯でバナー表示が現れるそうです。

 

また、Googleアプリをインストールしてある端末であれば、プッシュ通知も送信されるそう。

 

Googleは相次いで災害支援のサービスを導入しており、社会インフラに近い場所にいる企業としての自覚があるようで頼もしいですね。

 

この機能を使う日が来ないことを願うばかりですが、いざ災害が起こった時には心強い機能となりそうですね。最近は格安SIMを使う人が増えてきているため、キャリアが提供する「災害用伝言版」のサービスを使えない人が増えてきています。そういった層向けに、Googleが災害用伝言版を作るような未来ももしかしたらあり得るかもしれませんね。

モスバーガーで交通系電子マネーでの決済が可能に

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全国のモスバーガーで交通系電子マネーが使えるようになったようです。

 

これは7/4から始まった新サービスで、全国相互利用をしている交通系ICカードSuicaPASMO、Kitaka、nimocamanacaICOCATOICASUGOCAはやかけん)全種類がモスバーガーで使えるようになりました。(一部の店舗では対応していないこともあるようです)。

 

このサービスは三井住友カードとの連携で導入したとのことで、交通系ICカードの導入なのに鉄道会社ではなく金融系の会社がサービスを提供しているというのは意外ですね。

 

モスバーガーではすでに5月からEdyが使えるようになっており、今回の交通系ICカードの導入に引き続き、今年度中にはクレジットカードでの決済にも対応する予定だということです。

 

モスバーガーだけでなく、マクドナルドでも今年度から交通系ICカードが導入されるというニュースも既にありました。

やはり、訪日外国人などの利便性を考慮した結果、ファストフード業界全体がキャッシュレス決済を導入していく流れになっているのでしょうか。

 

筆者も普段交通系ICカードをメインで使っているので、ファストフードで使える場所が増えるというのはうれしい限りです。

ただ、ICカード導入分のコストが商品代に跳ね返ってこないことは強く望みます。

 

エキナカで外貨両替が簡単に

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東京メトロが、増え続ける訪日外国人対策として、駅構内に外貨の自動両替機を設置すると発表しました。これは6月24日から使用開始されるもので、東京メトロでは初めて設置されるということです。

 

設置する場所は明治神宮前駅。原宿が近いことから、訪日外国人の数も毎日すごい数であることが予想されます。原宿は日本の「カワイイ」文化の発信基地。また、表参道も近いことから原宿と表参道をセットにして観光コースに組み込んで来日する外国人観光客は非常に多いと言えます。

 

そんな観光のスタート地点である駅に外貨の両替機があると大変便利ですね。通貨はドル、ユーロ、ウォン、元を始めとする世界主要13種類。日本円で10万円が1回当たりの最大両替額です。

 

13種類もの通貨を自動両替機の中に持っておかなくてはならないとなると、毎日両替機の中の通貨の管理が大変そうですね。ただ、外貨→日本円への一方的な交換機能しかついていないようなので、そこらへんはメンテナンスが少し楽になりそうです。

 

この自動両替機は年中無休、午前5時から午後23時半まで両替できるそうです。遅い時間帯の航空機で日本に到着していきなり原宿を観光したい場合でも安心ですね。

 

この両替機は「外為ドットコム」とのコラボレーションのようなので、今後他の駅にも広がっていくのかどうか注視したいと思います。

店員の接客を「見様見真似」で覚えるロボットが登場

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店員の接客を見よう見真似で学習していくロボットが開発されました。

これは国際電気通信基礎技術研究所が発表したもので、人型のロボットが小売業やサービス業などの店員の接客の様子を各種センサーを用いて読み取り、「覚える」のだそうです。

 

最近のAI関連の発展はすざまじいですね。

この「自分で覚える」ロボットの利点としては、ロボットが行う動作一つ一つをプログラマーがプログラミングする必要が無いという点があります。

 

例えば、店員がロボットに「店舗前での呼び込み」という動作を教えたいとします。

店員は最初にAndroidから専用アプリを使って「店舗前での呼び込み」というメニューを選択します。

そして、ロボットの前で、人間が店舗まで呼び込みをする様子を「お手本」として実演してみせます。

 

すると、このロボットが搭載したレーザー距離計や内蔵マイク、天井に取り付けたセンサーなどを用いて、店員の動きやお客さんとの距離感や、会話の内容などを自動的に学習して覚えるというのです。

 

このロボットは既に実証実験が済んでおり、大阪市にある「アジア太平洋トレードセンター」内の5店舗で有用であると判断されたそうです。

 

今後は、商店街などにも導入される予定とのことで、街でばったりこのロボットの接客を受ける機会もあるかもしれません。

今でもPepperなどが接客はしていますが、楽しいことになりそうですね。